QT 2018/04/27

前回より2週ぶりのFRBによるQT進捗チェックです。FRBのマイルストンは前回の記事を参照してください。

3月末時点でのQT進捗が更新されました。USTに関しては進捗率97%とまずまずでNY連銀が粛々と売却を進めているようです。

一方MBSについては依然として進捗率が52%と滞っています。(本来の計画では昨年10月からの累積で$36Billionの売却予定でしたが,実績は$18Billionの売却にとどまっています。)

米国の住宅市況は金利に対して敏感であるため,計画通りのMBS売却ができていないのだと想像されますが間も無く発表される4月期はどうでしょうか。

米国では4月15日が確定申告書をIRSに提出する締切日となっており,歴史的に株価パフォーマンスが良い月だとされています。(一説には米国財務省が国債発行量・時期を微妙に配慮することで4月相場に悪影響を与えないようにしているとも。)

どちらにせよQTの進捗は株式市場のみならず,米国の長期金利に直接的な悪影響を与えます。(日銀がQQTでやろうとしている長期金利引き下げによる景気刺激策の”真逆”の効果が米国経済に現れる。)4月も株価はくねくねした展開が続いていますが,この背景にQTによる流動性減少は明らかに影響があるため,MBSの売却ペースについては注視していこうと思います。

というのも,特に米国住宅関連は1月末以降明らかに変調をきたしているからです。単なる相場全体の調整ではなく戻りが弱すぎるのです。これは1月末にニュースにも出たように,金利に敏感な消費者がローン契約を渋っていることが遠因ですので金利が下落に転じない限り,下落トレンドを覚悟した方が良いと思います。

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