IBM(IBM) 2015Q4決算

IBM企業分析はこちら。2011年以降の売上減が続いており,今期で15期連続YoYでのマイナス成長です。特に問題なのはフリーキャッシュフローの低迷です。IBMはEPSをコンセンサスより高めに仕上げてくる傾向にありますが,本当に着目すべきは営業CF,フリーCFでしょう。

決算日

2016年1月19日

決算資料

ibm 2015Q4

決算概要

 2015Q4決算数字

コンセンサス 結果 サプライズ(%) 評価
EPS($) $4.81 $4.84 +0.6%
今期売上高($) $22.02B $22.06B +0.2%
前年同期比
売上高成長率(%)
(前年同期比)−8.52% ×
来期EPSガイダンス($) $14.97 $13.50 -9.8% ×
フリーCF($) (前年同期)
$6.6B
$6.1B YoY -7.6% ×
グロスマージン(%) (前年同期)
53.9%
52.7% YoY -1.2% ×

 2015通年決算数字

コンセンサス 結果 サプライズ(%) 評価
EPS($) $14.92 $14.92 0%
今期売上高($) $81.75B $81.74B -0.1% ×
前年同期比
売上高成長率(%)
(前年同期比)−11.91% ×
フリーCF($) (前年同期)
$12.4B
$13.1B YoY +5.6%

 2015Q4地域別売上

2015 Q4 YoY
北米・南米 $10.3B -4%
欧州・中東・アフリカ $7.3B +1%
アジア太平洋 $4.4 -3%

ドル高の影響もあると思いますが,北米南米,アジア太平洋で売上が減少しました。

2015Q4セグメント別売上

ibm-segment-2015q4

Global Technology Service(クラウドやネットワークなどのインフラ)が+1%のプラス,System Hardware(サーバーとストレージ)が+3%のプラスだったほかはいまいちでした。

2015Q4サマリー

・今期EPS,売上はコンセンサスとほぼ同じでしたが,ガイダンスがコンセンサスより-9%でした。
・戦略分野(クラウド,ビッグデータ分析など)は売上高$29Bで,YoYで+26%のプラス成長。全社売上の35%を占めるところまで成長しました。
・戦略分野の中で力を入れているのは,Watson Health(ヘルスケア関連にWatsonのコグニティブ・コンピューティングを使う),Watson Weather(天気や大気汚染などをビッグデータ解析),Bluemix(クラウドシステム)あたりのようです。
・自社株買いにより全株式の2.7%相当を償却しました。
・配当は$5Bでした。

雑感

IBMのガイダンス引き下げから察すると,戦略分野の成長率に陰りが見え始めていると言うことかも知れません。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です