復調

復調

昨日は相場に対する不信感から以下のように書きましたが,どうも杞憂に終わったようです。8/14の相場で,nVidia(NVDA)は8%以上の上昇を記録しましたし,低迷していた中国系優良株も全て復調しています。(Sina.com(SINA), Momo.inc(MOMO), Weibo(WB)など)

しかし,2017年7〜8月は,EPS・売り上げ・ガイダンスの全てにおいてコンセンサス予想を上回る銘柄でさえ売られるケースが散見されるようになりました。ウェイボー(WB)やSina.com(SINA)は予想通り,いや予想以上の好決算を出してきましたが売り込まれ,nVidia(NVDA)もまた好決算にも関わらず売られ,ショックでした。

特に気持ち悪いのが,Sina.com(SINA)やnVidia(NVDA)の決算にはケチをつける要素はほとんどなく,明白な下げの理由が見当たらないことです。

nVidia(NVDA)




Weibo(WB)



正常化

北朝鮮のミサイル技術の開発ペース,ミサイル実験の成功率の急速な上昇など,地政学的なリスクはますます高まっておりリスクは全然遠のいていません。ですが,マーケットは痴呆症を患っているため,1週間もすると危機感を忘れてしまいます。(#正常性バイアス)これもミスター・マーケットの気持ちが上下に激しく揺れ動いているためであり,長期投資家としては嫌々でも付き合って行くほかありません。ミスター・マーケットに合わせて強気の姿勢を取り戻しましょう。

地政学リスクは今年の3月〜4月ごろから一貫して高まり続けていますが,それを警戒しすぎるのは「過剰学習」になってしまい,ブル相場を逃す機会損失のリスクがあります。(#『超予測者たち』は自分の経験から過剰に学ぶのを抑えることで予測の精度を高めている。

8/14の相場を見ていると今年の相場はやはりかなり強いことがわかり,またフラッシュショック的な大きな下げの後も必ず翌週〜2週間後に回復するというアノマリーも確認できています。このアノマリーが崩れるまでは強気で構いません。

ただし,決算発表の当日に株が売り込まれ,数日後に思い出したかのように好決算が評価されて上がるとかいうのは,やめにして欲しいですが・・・。こういう状況が続くなら,今はストップロスオーダーのラインを広めに取っておいた方がいいかもしれません。

ミネルヴィニはチャブついた相場ほど損切りラインを狭目にせよと著書に書いており,その教えに逆行すると言う意味では,一般的な投資家には損切りラインを広めに取ると言う姿勢はお勧めできません。が,少なくとも2017年中はミネルヴィニの教えを破って,下がったら買いという逆張りで動いた方が成功率が高いのも事実です。

リスク管理を徹底したい気持ちと,強気の相場に乗ってチャンスを掴みたい気持ちが相反する相場環境のため,チンギスハン氏のように永久投資に失敗する方も出てきており,長期投資家に不利,短期投資家に有利な状況ですが,最終的には長期投資家でも利益を上げられることを証明していきましょう。

リスクを最小にしつつ利益を逃さないというのは,口で言うのは簡単でもタイミングがかなり難しく,一回バットを振っただけではなかなか当たりません。バフェットも11歳の頃からバットを振りまくっているから(70年間に渡って様々な企業に投資しまくっているから)投資が上手くなっただけであり,最初から投資の名人だったわけではありません。

個人投資家がバフェット流を極めるにはリスクを恐れず,ひたすらバットを振って,80歳になっても反省・学習し続けることです。バフェットはシニア投資家になった今でも,アルファベット(GOOG)やアマゾン(AMZN)といったハイテク株の価値を再評価し投資しようとしています。反省と学習のためには身銭を切って学ぶしかないと言うのが,投資家としての苦しみの根源でもあり,醍醐味でもあります。

景気サイクルからしてこれから数年は,中央銀行の引き締めに伴って市中の資金が減少し,徐々に業績の伸びが弱まってくるフェーズです。今年のブル相場を逃すとチャンスが著しく少なくなってしまいます。今のうちに儲けを蓄えて今後数年の秋〜冬の時代に備えておきましょう。

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