バフェット流企業分析シート ④配当・自社株買い・財務健全性・B/Sを追加

本日,バフェット流分析シートの利便性を高めるための機能追加として,企業分析シートに「配当・自社株買い」の利回り,バランスシート,財務健全性を判断できるグラフを追加しました。

まだまだ課題はありますが,少なくともGoogle FinaneとかYahoo Finance,Morningstarなどの無機質なデータや,米国四季報などの1ページ解説よりは,企業の指標をグラフィカルに確認することができるようになっています。それは私自身がバフェット流投資家として,のどから手が出るほど欲しい情報を厳選しているからでしょう。

多くの日本在住の投資家は「英語が分からないからSECのファイルが読めず,バフェットを目指すのは無理」とか「日本にいるから米国株の解説本があまりなく,S&P500以外の投資対象を調べられない」といった悩みを抱えながら,バフェットについて日々研究されていると思います。

かつては私もそうでしたが,バフェットに関する様々な情報を入手して,投資家として実践する日々の中で,この知見をシェアしていきたいと思うようになりました。といっても私一人で企業分析するのは限界があるので,企業分析の手段を提供する方向にかじを切ってみたのが現在の状況です。

いずれ,バフェットが各企業のどういう指標を見ているのかを一目で再現できるように改良し,バフェットのコバンザメで「バフェットが買ったから真似して買う」でなく,日本人投資家一人一人がバフェット本人並みに企業の本質的価値を理解できるようになれば幸いです。

応援をよろしくお願いします。

株主還元性評価

いわゆる配当投資家・増配銘柄投資家向けのコンテンツです。

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過去の平均配当利回りと自社株買い利回りを棒グラフで表示します。自社株買いは発行株式ベースで計算していますので,合併や買収,あるいはスピンオフがあると大きく変動することにご注意ください。

また,配当と自社株買いを合算した「株主還元期待利回り」も表示するようにしました。以下の記事でも書いたように,私は自社株買いは不景気に弱く,経営陣の意向によっていつ中止されてもおかしくないものだと考えています。そのため,「期待利回り」では配当+自社株買い×50%でのリターンを計算しています。自社株買いは5割引ぐらいして見込んでおいた方が長期投資家にとっては保守的な期待値になると考えています。

バランスシート

バランスシートは概略版と詳細版の2種類を用意しました。財務的に保守的な投資先を選好する場合や,ベンチャーなどの財務がそもそも不安定な企業の今後の資金繰りが大丈夫かを検討する際にお使いください。

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財務健全性

財務健全性の指標として,ROE,ROA,ROICなどの利益率指標と,財務レバレッジとD/Eレシオ(株主資本に対する長期借入金の比率)を比較できるようグラフを用意しました。

ROAは事業自体の収益性を表し,ROE=ROA×財務レバレッジです。よって,ROA,ROE,財務レバレッジの3つの指標が分かれば,①事業自体の収益性,②経営陣の資金調達効率の良さによるROE改善割合,が一目瞭然となります。

また,基本的に財務レバレッジをかけるイコール借入金を増やして株式発行数を減らすという「資本調達の融資化=株式市場からの資本調達の圧縮」を意味し,D/Eレシオは悪化する方向に働きます。

もちろん,各企業経営陣は自社の事業の長期安定性を判断した上で,こうした資本調達戦略を考えているので経営陣の頭の中を読み取るツールとして使ってもらえればと思います。経営陣のリスクに対する考え方(財務的に保守的かどうか)が,投資家目線で妥当かどうかといったところですね。

あまりにROEを重視しすぎて,金融危機や不況に脆弱な財務となってもかなわないので,そこは投資家としての判断が問われます。

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