バフェット流企業分析シート ⑥発行株式数増減,CF内訳を追加

リクエストにお応えして,バフェット流企業分析シートに発行株式数の増減と,キャッシュフローの内訳を追加しました。

今回の機能追加によりデータ量・計算量が増加したために,レスポンスが少し遅くなってしまいました。企業活動の内容を多角的に分析するためですので,多少の不便は勘弁ください。

発行株式数の増減

企業にとっての株式とは,資本調達の一手段として「株式発行」によって株式市場からリーズナブルなコストで運転資本を調達することが目的です。一方,投資家にとっての株式とは,「株」を通じて企業価値の一部を保有することを目的としています。

  • 「株主資本=株価×発行株式数」(残りは金融機関やベンチャー・キャピタルなどからの借金)
  • 「一株当たりの企業価値=純資産 / 発行株式数」

特に成長途上にある企業は,運転資金の枯渇が最大の懸念事項であり,適切なタイミングで資金の借入と増資を行い,バランスよく「負債と株主資本」すなわちバランスシートのサイズ自体を拡大していくことが必要です。増資は成長のための栄養剤のようなものですので,成長企業は「株式発行数の増加率」をチェックします。

一方,成熟した企業,あるいは飽和しつつある市場にいる企業は,売上を伸ばすことが難しいため,余剰キャッシュフローを株主還元に振り向けます。そのため,自社株買いという形で発行株式数を減らすことで「一株当たりの」企業価値(BPS, EPS)を増やします。自社株買いは株主還元への意識の高さを表すものですので,「株式発行数の減少率」をチェックします。
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キャッシュフロー内訳

キャッシュフロー・ステートメントは企業活動そのものであり,経営陣が各年度にどのような判断(たとえば,買収だったり,株主還元だったり)を下し,最終的に現金がどう増減したかを表します。

現金が入ってくる企業活動を「緑色」,現金が出て行く企業活動を「赤色」のバーで表示しています。

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