ルール1:買う前に必ず調査する,買った後も必ずフォローする

春山昇華さんの春山ルールの内容が素晴らしく,私も自分なりのルールを作ることにしました。ルールと言っても自分の陥りがちなミスを防ぐための規律であるため万人向けではありません。

「買う前に必ず調査する,買った後も必ずフォローする」はグロース株に投資する場合に特に重要です。

グロース株というのは老舗企業と比較して,創業してからの歴史も浅く,またIPOされてから数年しか経っていないことも多いです。(例えば,アリババ(BABA)やアリスタ・ネットワークス(ANET)はIPOされてわずか3年程度ですが驚異的な成長を続けており超ワイドモート企業に大化けしています。)

ですが,ご存知のようにIPO銘柄で成功するというのは,玉石混交のクズかごの中からダイヤを拾うようなもので,大変な労力とリスクを伴うものです。しかも,創業して日の浅い米国IPO銘柄の情報は日本にいる限りあまり入手できません。入手できたとしても英語情報だったりと不便極まりないです。

要は調べること自体のハードルがかなり高いです。

そのため,グロース株については調査を怠り,雰囲気だけで「これはダイヤであってほしい」と希望的な判断を下して手を出し,痛い目にあうということが私の場合はよくありました。ダイヤに見えて単なる綺麗な石ころということの方が確率的には高いのです。

ルール

  1. 買う前に徹底的に調査を行う。
    ※調査に時間がかかることで,テクニカル面で購入のタイミングを逃すことがあったとしても,調査は怠らない。調査不足で買った銘柄を永久保有するのは困難ですぐ手放す結果に繋がる。また,過去の経験上,勢いで買ってうまくいった銘柄はほとんど無い。投資情報サイトやメーリングリストもあてにしない。
  2. 買った後も周辺情報を中心に継続的にフォロー調査を行う。
    ※過去の経験上,成長が急速に鈍化して,株価が暴落という経験を何回もしてきたが,保有銘柄に内在する原因で暴落したケースは少なく,何らかの周辺事情(競合・業界・政府の動き・市場自体の縮小など)による外乱で暴落したケースが多かった。よって周辺事情の調査を優先する。

ルールの目的

これらの二つの調査は,『外にある機会』『外にある脅威』の双方を把握するのが目的です。

外にある機会というのは,たとえば,AIという投資テーマがあった時に,IBM(IBM)のワトソンに目を向けるか,nVidia(NVDA)のGPUに目を向けるかの違いでリターンに数倍の差が出ましたが,その時にnVidia>IBMだと気づいて乗り換える判断をできることです。同じ投資テーマに気づいていいても,ビジネスモデルの差,企業の規模によって大きくリターンが異なることを理解できなければ,最高のリターンは得られません。(IBMという巨大企業にとってAIはほとんど収益に寄与しない。)周囲を少し見るだけで機会に気づくことができるので,調査するだけの価値はあります。

また,外にある脅威とは,メーシーズ(M)などの小売業を見れば分かります。これらの企業は変化への対応が遅い・自助努力が足りないという問題があるものの,明らかにアマゾン(AMZN)という外敵によって顧客のライフスタイル・価値観が変質してしまったことが業績低迷の主原因です。

このように「外の」変化は「内の」問題より大きく解決が難しいので,常に保有銘柄が「外から見ても輝いている」ことを確認し続ける必要があると思っています。

※「内の」問題というのは,CEO後継者争いのようなお家騒動とか,ウェルズ・ファーゴの架空口座問題などの不祥事,あるいは経営陣の能力不足など。これらはCEO交代などで劇的に回復するケースがあります。

具体的プラン

  • 半導体ならSilicon Investorなどのサイトを駆使して,保有銘柄のみならず主要な先導株をウォッチすることで相場の空気・市況の動きを掴む。
  • レストランなら実際に足を運んで食べてみてサービスの質を確認する。
  • 保有銘柄への愛着は捨てる。保有銘柄の長所を100個挙げるよりも,保有企業の短所を1個見つけた方が良い。また,保有銘柄よりも優れた銘柄を1銘柄でも探しあてられれば,それだけでリターンは倍増する。
  • Google Alertサービスを利用して,保有銘柄の関連情報を毎日チェックする。(#グーグルアラートでの情報収集は,超予測者もやっており折り紙つきのやり方。また,春山昇華さんもグーグルニュース検索で企業ニュースをチェックしており,やっていることはグーグルアラートとほぼ同じ。)

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