バフェット流企業分析シート(ベータ版)

企業名・セクター

株価25年チャート

株価5年チャート

株価日足チャート

バフェット流投資基準について

以下の条件をすべて満たす企業に投資するというのが,長年のバフェットの投資スタイルです。
高い収益性 (持続的な競争優位を保っていることを確認するため)
収益性の高い事業への集中 (得意とするコア事業に集中し,無駄な多角化を避けていることを確認するため)
財務健全性 (一時的な市況の変化に耐えうる財務力があれば,不況下でもM&Aなどで成長を加速できるため)
利益の安定性と上昇トレンド (利益が安定しかつ上昇トレンドであれば,今後の成長も期待できるため)
適切な株主還元ポリシー (株価が割高な時は自社株買いを控え,割安時にのみ自社株買いするなど,フリーCFの使い道を適切に判断できていることを確認するため)
内部留保による利益成長性 (内部留保した利益を適切に再投資していることを確認するため)
ROEが全米企業平均の12%以上であること(優秀な企業は高いROEを維持できるため)
ROTCの安定性 (持続的な競争優位のある企業は高いROTCを維持できるため)
インフレ耐性 (価格決定力があればインフレを価格に転嫁でき,高い利益率を維持できるため)
設備投資が少なくてよい (多額の設備投資を必要としなければ,利益の多くを株主に還元できるため)

株価と指標値

10年業績総合評価

業績全容

一株あたり業績推移

一株当たりの売上が成長し,かつ高いマージンでキャッシュフローや利益を稼ぎ出していることを確認します。
成長性・収益性の両方を直観的に把握するために使います。

収益性評価

収益性の推移

売上高を1とした場合の収益性の推移を確認します。
「一株当たりの業績チャート」とは異なり,市場規模の拡大縮小による売上変動要因が取り除かれています。
そのため,『製造コスト,営業費用,管理費用を低く抑えて,高利益率な事業を運営している』という純粋な収益性の推移を判断することができます。

財務レバレッジを加味した収益性評価

総資本・投下資本・株主資本に対して,どれだけの利益率を上げているのかを表します。
ディフェンシブ業種であれば高いレバレッジを生かして株主資本利益率(ROE)を高めるべきです。
景気循環業種であればキャッシュフローの変動リスクに耐えられる程度のレバレッジにおさえるべきです。
FRBのフェデラル・ファンド・レート水準と比較して,適切な経営判断がなされていることを確認します。

キャッシュフロー評価

営業CF, フリーCF,資本支出の推移

フリーキャッシュフローは配当や自社株買いなどの株主還元の原資です。
多額の資本支出を必要とせず,キャッシュフローを拡大できていることを確認します。
フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー-資本支出

成長性評価

5年, 10年での年平均成長率

一株当たりの業績(配当,利益,営業CF, フリーCF,売上, BPS)の成長性を過去5年間,過去10年間のCAGRで確認します。
(※業績数値がマイナスの場合は0%として算出しています。$-1.0から$-2.0へ変化するようなケースでは意味がないため。)

財務評価

バランスシート
株式発行総数の推移

企業の自己資本(株主資本)の変化を確認します。
成長企業であれば積極的な増資により潤沢な運転資金を獲得できているかどうかを確認します。
成熟企業であれば潤沢なフリーキャッシュフローを自社株買いに充てているかどうかを確認します。

負債の推移

借入金による負債の推移を確認します。
業績が安定している企業であれば負債比率を高めることで資本効率を上げていることを確認します。
業績が安定していない企業(景況株)であれば,高すぎる負債比率で財務リスクをかかえていないことを確認します。

財務には2種類あり,
①長期的な支払い能力を表すソルベンシーに関する項目:負債比率など
②短期的な流動性に関する項目:流動比率,当座比率など
があります。
長期的に借入金を返済できる能力があるかどうかは①の比率の推移を確認します。
業績悪化時や金融危機などの際に短期的な運転資金ショートを起こさないかを確認するには②の比率を確認します。

資金効率の推移

資金を効率的に運用できていることを確認します。
基本的には,売掛金・買掛金・回転日数などの数値が短ければ短いほど資金回転効率が高いと評価できます。
また,売掛金回収日数や在庫回転日数の推移は,財務健全性(流動性)にも拘わる重要な指標です。

株主還元評価

配当利回り

安定成長の成熟企業であれば配当利回りを手掛かりに,株価の割安性を判断することが可能です。
キャッシュフロー評価と並べて評価することで,配当によるリターンを予測できます。

配当履歴

通年配当の履歴を表示しています。(四半期ごとではなく通年であることに注意。)

株価とリターンの予測(バフェットロジー分析)

Buffettology分析による「過去10年の成長が今後10年も続くと仮定した場合の」予測値です。
内部留保益によるBPS(一株当たり純資産)成長が維持される前提での計算モデルと,EPS成長が維持される前提での計算モデルの二通りがあり,双方のバランスを見た上でご判断ください。

※欠陥の多い分析手法であることをご理解ください。
成長株に適用すると,市場の飽和・成長の鈍化によるPER下落により痛い目に遭うこと請け合いです。
※ある程度の成熟企業・安定成長企業で,企業合併や企業分割などのイベントがない前提であればリターン予測として使えます。

純資産成長率によるリターン予測

▼ポイント
仮定1. ROEが今後10年も維持される
仮定2. 内部留保利益が株主資本に加算されBPSが増え続ける(自社株買いや増資による資本の希薄,濃縮を無視)
仮定3. PER(株価収益率)が過去10年平均で推移する(成長鈍化によるPER大幅下落の可能性を無視)
仮定4. 利益がプラス圏を維持

以上の仮定が成り立つならば,以下の予測が成り立ちます。
予測1. BPSは「ROE×内部留保率」で計算される持続的成長率で増大する
予測2. EPS=BPS×ROEで成長する
予測3. 10年後の株価=10年後のEPS×PERとなる
予測4. トータルリターン=10年後の株価 + 累積配当

純利益成長率によるリターン予測

▼ポイント
仮定1. EPS成長率が今後10年も維持される
仮定2. PER(株価収益率)が過去10年平均で推移する(成長鈍化によるPER大幅下落の可能性を無視)
仮定3. 利益がプラス圏を維持

以上の仮定が成り立つならば,以下の予測が成り立ちます。
予測1. EPS=過去10年のEPS成長率で成長する
予測2. 10年後の株価=10年後のEPS×PERとなる