相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく

“Bull markets are born on pessimism, grown on scepticism, mature on optimism and die on euphoria” – Sir John Templeton
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最近の米国株は新高値を更新し続けていますが,流石に上がりすぎだと思います。

記事タイトルのジョン・テンプルトンの言葉通り,トランプ政権が相場の不安を煽れば煽るほど,投資家は萎縮しつつも買いに向かうという流れは止まらないでしょう。

トランプ政権が公約を実現”できない”というポジティブ・サプライズが発生するたびに急騰を繰り返します。トランプが公約を全うしたら暴落しますが,はっきり言って不可能な公約ばかりなので,「公約実現できずに,ホッと胸を撫で下ろす」という上げ相場が今年1年続くと見るのが手堅いと思います。

ただし,その上げは業績を数年先まで織り込んだ上げになる可能性が高いです。

現にCAPE(景気循環調整後の株価収益率)は28.7倍にもなっており歴史的に見ても1929年や2000年に匹敵する過熱領域と言えます。過熱というのはEPSの上昇以上に株価が上がっているということです。

EPSの上昇率を上回る株価水準が維持されるというのは歴史的に見てもよくあることなので,下げを心配する必要はないですが,上値はそれほど期待できないと覚悟はしておいた方が良いでしょう。

 

CAPE

もし相場に不安が残るとすれば,FRBの金融政策です。

『トランプ公約不発の上昇基調』 VS 『ジャネット・イエレンの利上げによる冷や水』ですね。

私はトランプの上げパワーが僅差で勝つと見ており,イエレンが昨年ほどは猛威を振るうことはないと見ます。

個人的には,こうした上値が重い上げ相場よりは,相場全員が見向きもしないバリュー相場の方が魅力を感じるので,テンプルトン卿に習って米国株以外にも目を向けてみようと思っています。

テンプルトン卿は1960年代に米国株を売り抜け,その資金を高度経済成長期の日本(まだ外国人向けの投資環境がゼロに近かった)に投資して莫大な富を築きました。

テンプルトン流と言っても結局やるべきことはPERやPEGなど100個の指標を利用して割安具合を見るだけなので,米国株で培った銘柄評価はそのまま適用できるはず。為替リスクはありますが,それを補って余りあるリターンが得られれば良いので徐々に移行しようと思います。

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