SPX weekly 2018/06/07- 収穫期相場

SPXが$2680への押しのタイミングで最高のリスク/リウォードだとお伝えしてきました。うまく拾えた方はおめでとうございます。

ここ数日の欧州発の混乱を吸収し上がり続ける相場を見る限り,株式市場は夏に向けて収穫期と捉えていいと思います。以下の予想は今のところ変更ありません。(ECBの状況だけは要注意ですが。)

私は株式相場に対しては夏の新高値秋〜冬〜来年前半の総崩れを予想しており,長期的にはリスクの高い相場になると考えています。

春山昇華さんも現在フルインベストメントだとおっしゃっていますが,多くの株式投資家の方も5月の下げの5月初旬〜5月終盤にかけてフルインベストメント状態になっていることと思います。いわゆるオールイン相場の再来ですね。私はディフェンシブな投資家なので大底は狙わず,下落トレンドが収まって上へのトレンドが確認されてからしか動けないタイプなので5月終盤の後発スタートでしたが,まあそこは投資家のポリシーに依存する部分なので好みでしょう。

ここから夏にかけては誰もが楽して儲かるローリスク相場,例えるなら昨年後半〜今年の1月にかけての上げ相場のイメージで捉えています。

では秋〜冬はどうなるかというと中間選挙を前にして,さらにECBのQE終了のオフィシャル・アナウンスメント,日銀のQE出口示唆などが相次ぎ,さらに今回の相場の「道化師」トランプ大統領の爆弾ツイート連発を想定しています。かなりトリッキーな見立てですが,中間選挙前にポピュリスト的なツイート(対中貿易,対露制裁など)で相場に混乱が生じると見ています。これまでの調整とは異なり,今回の調整は本格的な下落相場への引き金になりかねません。毎度書いている通り,FRB,ECB,BOJのQEがネットでネガティブになる流動性の縮小がリスク資産のPERを引き下げるためです。

私はジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」に描かれている株式市場の相対的な優位性に対しては疑問を持っていませんが,10年単位での投資サイクルを考えると今は最終盤のインフレ期だと捉えています。すなわち,エネルギー・資源・鉱山などのインフレ資産株と半導体などの重厚長大型セクターが引っ張る展開を想定しています。また,PERが高い株(利益率が低くハイレバレッジをかけているハイテクやバイオなど)も潤うでしょう。

この宴に参加するかしないかは,投資家のリスク敏感度によりますのであえて参加しないのも投資戦略の一つでしょう。

ちなみに,ブリッジウォーター・アソシエイツ(レイ・ダリオ率いるヘッジファンド)はすでにショートポジションに移行し始めているようです。プロは天井にしがみつくことはせず,事前に売りぬけるという鉄則があります。

最後の大相場がどれぐらい美しい放物線状の上昇を見せてくれるか期待しましょう。くれぐれも金利の変動にはご注意ください。

2 thoughts on “SPX weekly 2018/06/07- 収穫期相場

  • 2018年6月7日 at 10:08 AM
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    毎回非常に勉強させて頂いています。先日のブログを参考にSPXLとITセクターへの集中投資で利がのってきました。ありがとうございます。秋口にかけての変化には気をつけながら資産を増やしていけたらと思っています。

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    • 2018年6月7日 at 8:05 PM
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      MJさん>
      おめでとうございます。SPXLとは強気ですね。
      株式市場は調整を終えて次の相場に向かいつつあり,
      リスク選好する投資家が報われる相場になると見ています。(意見が割れる所ですが。)
      投資家の判断力と胆力を試す状況が今年〜来年にかけて続くと思いますが,
      これこそが投資の醍醐味なので楽しみましょう。

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