株式→債券

まだ明確な値動きとなっては現れていないですが,安全資産としての債券買いが進みつつあります。

まだ,ジェローム・パウエル議長はベン・バーナンキ議長ほど「口先介入 (Verbal intervension)」に長けたところは見せていません。(ベンは口で介入してQE期待を抱かせ,忘れた頃に本当にQEをやるという2階建方式でした。)中央銀行のQTと利上げのペースが読めない,少なくとも市場の期待とパウエルの発言に温度差があるというのが,今の相場が荒れている根本原因です。

市場はパウエルの「急いで次の景気後退に備えねば = 次のQE,次の利下げという手段を早めに準備したい」という焦りを感じ取り,先回りしてリスクオフしてしまうデリケートな生き物です。パウエルが2手先を読んだつもりでも,市場は3手先を読んで過剰に反応してしまうため,こうした為替の動き・株価の値動きは避けようがありません。今までも景気後退が懸念される局面や,中央銀行のイグジットの局面では必ずこうした心理的駆け引きが行われてきました。

こうして,為替が荒れるとリスクオフで債券が買われるという”ノーマルな回避行動”から買われていますが,一方で今の価格帯は小口投機家のショートが溜まっている価格帯でもあります。2月に入って慌ててショートし始めた投機筋はあと少し押せばカバーに入ってくるでしょう。まだ目が離せません。

ゴルディロッックスは終わりを迎え,日々のニュースに一喜一憂するいつもの相場が戻ってきました。

 

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